ストーリー
チョコ・オア・デッド!?
フラグを折って生き残れ!
──バレンタインデー。
それはヒトがヒトへ、好意や友情の証としてチョコレートを贈る行事のこと。
または、製菓会社による陰謀のこと[要出典]。
彼、森崎明(もりさき・あきら)は女の子たちとのフラグを丹念に構築し、チョコを3つ受け取ることに成功した。
しかし、彼は帰り道で車に激突し、命を落としてしまう。
死後の世界的な場所で出会ったのは、バレンタインの天使・チョコリエル。
「おめでとうございます、あなたは2月14日の、214人目の死者です!
そんなキリ番デッドマンのあなたには、なんと『2月14日をやり直す権利』が与えられました!」
そんな理由で彼は2月14日をもう一度やり直すことになったものの……。
「今日のバレンタインチョコは諦めてください!」
そう、彼の死のトリガーはチョコを複数受け取ってしまったこと。
大きすぎる愛は、身を滅ぼしてしまうのだ。
運命に抗うためには、本命以外の女の子からのチョコは絶対に回避しなくてはならない。
「本命1個に絞って、他のフラグはしっかり折ってくださいね❤」
そうして、彼がこの日のために積み立てたフラグを、粉々に破壊するための一日が、始まった。